楽天テクノロジーカンファレンス2008に行ってきました

https://www.rakuten.co.jp/event/techconf/2008/eea0897aa071a84f082a2d428607701b.html

 Debian JP Project - Debian JP Projectにて、楽天テクノロジーカンファレンス2008において「ディストリビューション大集合」なるトークイベントが開かれるとあったので、行ってきました。基調講演でmatz氏の話を聞けたり、楽天三木谷社長も話をされるなど、なかなか力の入ったカンファレンスでした。

 そもそもの目的が「ディストリビューション大集合」だったため、楽天の様々な技術を紹介するセッションは聞けませんでしたが、ポスタなどからある程度の情報を得ることはできました。目的だった「ディストリビューション大集合」は、9つのディストリビューションの関係者が集まってトークをしていましたが、どのディストリビューションもユーザ、開発者が思うように増えてくれなくて大変なようです。そんななかUbuntuの人は例外的にユーザが爆発的に増えていて大変だと主張していました。確かにユーザが増えることによる大変さというものは色々考えられます。特に大変なのは少し調べればわかることを調べないユーザが表れることでしょうか。

 また、Debian vs Ubuntuの構図についても話が及び、DebianUbuntuが仲が悪いというのは、内情を知らない人の無責任な発言だ、ということで意見の一致を見ていました。ある程度わかっていれば、UbuntuDebianなしにはやっていけないということはわかるのですが、世の中には、「UbuntuがあるからDebianはもういらない」という嘘を吹聴したがる人がいるようです。他にも色々と誤解がまかり通っているようで、Debian関係者もUbuntu関係者もいらぬ苦労を背負わされているようです。

 実は前2日ほどほとんど寝ていなかったため、少し眠かったのですが、そのまま懇親会にも参加してきました。懇親会は事前に金額が提示されていなかったので少し現金を多めに持っていったのですが、なんと無料でした。楽天も豪勢なことをしますね。楽天タワー内にある楽天食堂なるところで、食事をいただきつつ、いろんな方の話を伺いました。カーネル読書会のよしおかさんを中心に二次会に行く方もいましたが、眠さと時間に負けてこちらは断念しました。

 今回は各会場での休憩時間がばらばらだったため、楽天の技術紹介セッションをほとんど聞けなかったことだけが心残りです。その点も含めて、来年も是非参加したいと思います。