キーボードランチャ

 Mac OS Xでは、Quicksilverというキーボードランチャが比較的有名です。QuicksilverがあるからDockには何もいらないという人もいます。

 同様にGNOMEにも、GNOME DoというQuicksilverに似たキーボードランチャがあり、その使用感もまたよく似ています。アプリケーションを起動するだけならば完全に同じ操作性ですし、インストール時に設定がほとんど不要な点も同様です。

 自分はOSに対して、排他的な嗜好を持っていないので、Windowsも使います。これまで、WindowsでのキーボードランチャはCraft Launchを用いてきました。軽快だし、普段は隠しておくこともできるので、作業の邪魔にもならないため、好んで用いてきました。唯一の問題は呼び出したいアプリが増える度にいちいち設定が必要であることです。そうそうアプリがインストールされていくわけでもないので、あまり気にしてこなかったのですが、いくつかの種類のOSを使い分けていて、ひとつだけインタフェースが大幅に異なるということに違和感を感じてきました。

 ところが先日、偶然Colibriを発見しました。早速、最も良く使うWindows環境にインストールしてみたのですが、たしかにQuicksilverライクなインタフェースでした。最初、どこをサーチしているのかも調べずに使い始めたので、呼び出せるアプリとそうでないアプリがあって困りましたが、どうやらサーチ範囲はスタートメニュー内らしい、ということに気づいてから、足りないものを全て追加し、必要なアプリを全て呼び出せるQuicksilverライクなキーボードランチャをWindows環境に手に入れました。

 キーボードランチャを変えたからといって特に作業が捗るということもないわけですが、各環境でインタフェースを類似のものに統一できたことと、今後アプリを追加する度に設定する手間が省かれたことは個人的にはとても嬉しく思います。