誤植の話

 『Q.E.D. -証明終了-』の32巻の話。もう発売して半年以上経つのだけれど、ネットで軽く探した感じでは、この話題についてどこでも触れられていないので、ちょっと書いておく。

 『マジック&マジック』に出てくる、時計の針を手元に持ってくる手品。これのトリックは時計の長針と短針が重なっている時に行うことで、時計から針が1つ消えたように見えるというもの。現在はどうかわかりませんが、初版の時点では、「1日に24回しか使えないマジック」という発言が見られます。しかしこのマジック、実は1日に22回しか使えません。数えてみればわかることですし、中学受験向けの算数では一般的に扱われている題材なので、わかる人はすぐにわかるでしょう。

 上記の件について、購入当初は誤植を報告しようと思っていたのですが、残念ながら講談社のウェブサイトから誤植を報告する手段はなく、はがきとか使わないといけないということで、面倒になって放置していました。今の時代にインターネット経由で誤植報告する方法が明示されていないのはよろしくないことだと思いますが……。