難しい算数

 算数と数学を比較すると、数学は算数の上位版で、算数よりも数学の方が難しいと考えがちです。しかし、本当に算数の方が易しいのでしょうか。

 たとえば、中学の数学は代数と幾何に分けられます。代数も幾何もそれぞれに厳然としたルールが定められていて、そのルールに従って問題を解くことで正しい解に至ることができます。

 これに対して、小学校で扱っている算数は、確たるルールが最小限しか存在しません。受験で扱われる問題に関して言えば様々な公式が存在しますが、トップクラスの進学校の受験問題となると、その公式をそのまま使うだけでは解けない問題の方が多く出題されます。

 自分は、算数の方が数学よりもひらめきが必要とされる場面が多い分、難しいと感じています。小学校の算数を極めていれば、中高6年間で扱う数学で理解に詰まるところは存在しないでしょう。

 そもそもなぜこのような話題になったかというと、某難関中学レベルの算数の問題を解いていたからなのですが、これがなかなか難しくて苦戦しました。その分、解くのが楽しかったのですが、本来ならばこの時間を使って少しでも論文を書いておきべきでしたね。そちらには今からとりかかりましょう。