学生が論文を書く難しさ

 年度末が近づいてきて、卒業研究などをしている学生は論文を書かなければならない時期がやってきました。論文を書くということは、なかなか大変なことで、指導教員の方や先輩の指導がなしに論文を書き上げることのできる学生は少ないでしょう。毎日日記やブログを書いている、という人にとってもやはり難しいものだと思います。

 たとえば、指導教員と相談して目次は決まったけど、最初の一行が書き出せない、という人は少なからずいると思います。他にも一通り書いてみたら順番がちぐはぐになっている、ということもよく起きるのではないでしょうか。

 自分が初めて論文を書いたときは、さほど苦労しませんでしたが、それより前に、最初に不特定多数の人に読まれる文章を書くときには、大変苦労した覚えがあります。そのときに参考にさせていただいたのは結城先生の「文章を書く心がけ」でした。

 書き始めの段階で詰まってしまっている人には、こちらが役に立つと思います。

文章を書く心がけ
書き始めれば、書ける - 文章を書く心がけ2

 書いてみたは良いけれど、自分で読んでも読みづらいという方にはこちらを。

校正の実例
校正の実例2

 一つひとつの文章は読みづらくないけれど全体を通して読むとしっくりこない、という方は章単位や節単位で入れ替えてみたり削ってみたりすると良いかもしれません。

 論文提出を控えている学生が、より良い文章を書けますように。